福島県酪農業協同組合理事 飯館村前田地区区長の

長谷川健一さんの講演 『原発に「ふるさと」を奪われて』 を拝聴してきました。

これは 「九条の会・ゆうき」 が主催した講演会です。


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東日本大震災、そして、福島第一原子力発電所の事故のなかで、

現地で何が起き、そして、いまなお起きていること、

大変な状況を生々しくお話し頂きました。



事故直後、すでに放射線量の数値が大きく上昇していたこと

村から緘口令を敷かれたが、長谷川さんは危険と判断し、
自分の区内の住民を集めて状況を話し、屋外に出ないよう説明したこと

権威ある先生方による安全説法(住んでいても問題ない)の翌日に
政府による避難指示が出たこと

それからしばらくたってから、その権威ある先生方が
県の放射能関係の委員として安全説法を続けていること

村に設置されたモニタリングポストの周辺の土が入れ替えられ
大幅に数値の下がったデータが出ていること

そのモニタリングポストから10mも離れると、数値が下がっていないこと

家屋の除染作業と言いつつ、家屋の構造により「除染困難」と判断し、
除染作業を行わないと言った判断が出されており、きちんとした
除染を申し入れていること

除染作業で出た汚染水を川に流していたこと(これは報道されました)

川に流したことが報道されてしまってから、水を流すことによる除染から
拭き取り式の除染に方法が改められたが、効果は0~20%と、
除染効果が薄いこと

立ち入り禁止区域内では、餓死した牛がミイラ化している現状
(写真も見せて頂きました)

酪農関係の対応依頼で国会を訪問し、超党派の集まりを持って頂いて
福島の現状を説明したが、地元(福島県)選出の国会議員が
誰もいなかったこと。

仮設住宅移転による区のコミュニティー崩壊を危惧し、
自分の区の人はまとまって1つの仮設住宅に入居できるようにしたこと


などなど、報道では語られない現地の状況をお話しいただきました。


長谷川さんが一番恐れていのは、上記のような効果が出ていない除染作業でも

お金と時間をかけて除染作業を行ったのだから、安全宣言が出されて

終息という方向付けを出されないかということです。



今回の講演を拝聴して、事故の大変さから目が背けられ、

エネルギー問題だけの観点で議論が進むのは大きな問題だと感じました。


現政権では、原発を維持する方向が見えてきており、

一時期、総理も新しい原発をつくるような発言をしておりました。

議論も始まらない中での発言を指摘され、トーンダウンしたようになっていますが、

安全に稼働できない技術を政策の核に据えるのはやめるべきだと思います。



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