2010.06.23 議会が閉会
昨日、平成22年 結城市議会 第2回 定例会が閉会。

いつもは、その日の夜にブログを書くようにしているが、

今回は、頭の中を整理する時間も必要かなと、翌日の報告とさせていただいた。




条例改正4件は原案通りに可決。

農業政策関連の請願2件は、今しばらく審査を要するとの判断から

いずれも継続審査と決定。


また、最終日に追加案件となった下記3案件も、賛成多数で可決となった。

・一般会計    補正予算 3530万円

・水道企業会計 補正予算  625万円

・市有財産の購入(しるくろーど購入)契約の同意


この3案件は、しるくろーど購入の契約の同意と、改修のための予算。



●移転にかかる費用について


上記2つの補正予算のほかに、


・社会福祉協議会の予算から598万円が支出されると答弁

・当初の購入費用 8900万円と、土地&建物の購入費用 約8352万円との

 差額 548万円から、しるくろーど事務所部分の移転費用を支出予定


とのことから、今回の一連の費用は全部で約5301万円となり、

現時点で、3月議会で説明された2500万円の倍となっている。



●購入契約の同意の議案について


2000万円以上、5000平方メートル以上の土地を売買するには

議会議決が必要だが、今回は該当しないため、同意案件として

出てこなかった。よって、議案としては、建物分 7144万2000円の

購入契約のみの同意案件となっていた。



●共益費や光熱水費用


今回の補正予算では、工事期間中の4か月分として

下記のものが計上されている。


・光熱水費     148万6000円

・土地借上料     39万2000円

・共同施設利用料 347万5000円


これを単純に足し算して3倍して年間としてみると

1605万9000円となる。(立川 計算)

光熱水費は、市役所本庁舎の経費を、面積比率で積算したとの答弁。



●細かな契約条項はこれから


土地&建物の購入の仮契約は 6/14 に済まされている。

議会で議決を図るにあたり、共益費の契約や、大規模修繕の場合の

費用負担の問題などの条件は、これから調整するとのこと。

契約の妥当性をチェックするために、議会に提出するのが当然だと

主張したが、議会には提出されなかった。



●土地の確保面積の不足について


当初購入が必要と説明された400平米の土地だけでは、

しるくろーどに万が一の事態が発生した場合、購入した3階と4階の一部の

所有権を主張するには弱いとの理由から、取得面積÷総床面積=約29% の

比率に該当した土地が必要であるとのことから、土地借り上げ料として、

新たな出費がかかることも判明した。借り上げ予定の土地は抵当権が

設定されていることから、比率に応じた割合を確保しても、不測の事態に

所有権主張できる確立(※)は6~7割で、完全ではなさそうな答弁があった。


※「確立」という表現が適切ではないかもしれないが、「比率」と書くと、

 土地の比率と勘違いされるのではとの個人的判断で、より伝わりやすいように

 「確立」という言葉で説明



●事務所の移転費用額について


窓のない施設であるという指摘を受けたことから、窓のある部分も購入して、

この批判を回避しようという理由からであろうか、市議会の総務委員会が

3階を全て購入すべきという付帯意見をつけ、議決された。これによって、

しるくろーど事務所の移転が必要となったため、市がその移転費用を

出すことになった。





今回、私が感じたポイントいくつかあるが・・・



改修費が、既に当初予定の2倍となっていること。

かつて市が購入した結城ホテル(元 教育会館)も既に改修費用として

1億円以上投入していることから、今後の改修費の発生が懸念される。



光熱水費も、事務所としてつくられた市役所の費用を、単純に面積比で

計算して積算したのは、計算が甘い。
議員から「積算根拠が甘い」との

指摘があったが、執行部からは堂々と「やってみなければわからない」

答弁があり、びっくりした。



私個人の予想としては、今後、改修が終わった後に、

各設備が稼動するにあたり不足している備品の購入が発生し、

さらなる出費があるものと考えている。 次世代育成ルームは

今まで無かった施設であることから、新規整備として

費用発生が予測される。



社会福祉協議会が移転した後、消防団1分団の詰所として

稼動するわけだが、詰所としての整備が必要であり、

追加費用の発生も予測している。



契約については、当初予算では土地&建物の購入費用として

8900万円が計上されたのに、条例上問題がないという理由で

土地を除いた同意案件となってしまったことは、理解ができない。

また、購入物件の説明文は、住所、面積、購入費用、取引先、地図のみ。

議会で色々と懸念された問題について、細かい条件がわからず

共益費や修繕費、その他契約に関する細部についても、明確にならないまま

仮契約が実施され、議案書に添付されることも無かった。


しかも、土地の不足が露呈し、借り上げによる確保を行ったとしても、

主張できる確立が100%でない
のは、論外である・・・。



市側は「市が必要だから買う」との説明をしているが、昨年暮れに、

しるくろーど経営陣が各議員を回り、税金の滞納があることから、

物納的な意味合いで、購入の要望をしている。よって、救済をした上で、

さらに事務所移転費用を市が出すというのは、理解ができなかった。


また、議会の付帯意見が、購入面積を広げ、移転費用の発生を生み、

蛇足であった
と感じている。



今回の購入の必要性のそもそもの問題であった第1分団の詰所。

土地を確保し、新規で建てたとしても、5300万円までかからないし、

詰所の年間経費も1600万円もかからない。

問題を端的に解決したほうが、市財政にとってもコスト削減 かつ 効果的。



こういった部分を整理してみると、3月議会でとにかく予算が承認され、

これだけの契約・準備の不備がありながら、最終日にいきなり追加で議案を出し、

たった1日の審議で議決を迫った執行部、そして、こういった不思議な状態の案件を

賛成する議員の考え方は、私自身は、全く理解ができなかった。



市では、これ以上の出費は無いと説明しているが、分庁舎整備としては

これで終わりだったとしても、今後、各セクションが稼動するにあたり、

不足している品物や整備費用が、各部局にちらばって出てくるのではと

考えている。

市は違うと説明すると思うが、私自身は、そういった出費項目は

移転したからこそ発生した費用、つまり分庁舎整備と同じであると

とらえており、今後もしっかり把握し、伝えていきたいと考えている。


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