2010年7月の全員協議会で執行部から説明を受けて

初めて公になった、結城市による無許可井戸掘削事件。

新聞報道でも御存じだと思うが、地方公共団体が条例違反をしていたという

驚くような事件である。


9月議会で、100条委員会としての調査委員会が設置される。

結城市での100条委員会の設置は、煙火火薬庫に関わる調査委員会が

平成14年に設置され、調査が行われたのに続いて2度目と記憶している。


私にとっても100条委員会は初めての経験であり、

最初のうちは、どのような流れで調査や尋問が行われるのかを

見極め、全体の 1/3 が経過したあたりから尋問者として参加。

現地を訪問したり、市役所にこもって当時の書類や設計図書を確認し、

不明点を整理して尋問、を繰り返し、事実解明に寄与できたと思っている。


こんな表記は不謹慎かもしれないが、尋問の際に参考になったのは、

2時間ドラマの裁判シーン。裁判の傍聴経験はないのでドラマのシーンが

事実を再現しているのかはわからないが、裁判シーンや取り調べのシーンでの

聞き方は、自分が質問を組み立てるうえで大いに参考になったし、

実際、その聞き方によって、それまで他の議員の尋問ではでてこなかった状況も、

かなり明確にすることができたと思っている。



その後の調査報告書作成においても、素案作成の中核的な立場で関わった。


…というと、カッコ良く見えるが、実際のところは

質問を多くしたから、中身がよくわかっているし、文章書くのが得意でしょ、

と、幹事会で押しつけられたというのが正直な状況。

実際、素案作成を担当したのは4人であるが、その中でも、

実際に文書を書いたのは2人。私は、報告書の一番重要な

「調査事項の問題点と委員会の判断」を担当した。



以前もこのブログで書いたが、今回の100条委員会で尋問に立ったのは

全体のうち、約半数の議員で、その中でも終盤まで毎回尋問を行っていたのは

2~3名の議員であった(そのうちの1人は私です)

そして、ほぼ全員が委員会に参加して、尋問と証言を聞いていたにもかかわらず、

報告書作成の段階で、尋問したから詳しいでしょ、的な感覚で担当を決める議会に

市民の代表として問題の分析・解決ができる機関となりうるのか、

大変疑問を持っていた。



私自身は、全員が尋問・証言を聞いていたのだから、尋問者としてしっかりと

活躍した分、報告書は別の方にお願いしたいと意見を述べたが決まってしまった。

ちょっと愚痴にもなるが、社会経験・人生経験が豊かな先人たちがいる中で、

一番重要な部分を、2期生の一番若い私が書いているということにたいして、

情けないと感じてほしいし、役職だのなんだのではなく、議員が本来やるべき

部分に対して、もっとしっかりと意思をもって参画してほしいと思う。



今回の100条委員会では、主要な証人への尋問に対して複数の議員で分析や質問の

組み立てを担当するなど、議員の分担の明確化をすべきであったと感じている。




また、議会の是々非々の位置づけも、結局は多数派の都合に左右されている。



「分庁舎整備事業」では反対の意見だったばかりに、異端児扱いされた私が、

1年後に、水道問題調査委員会の委員会報告書の素案を書いているというのは、

実に面白い、と思っている。



是々非々とは、本来は、個々の問題ごとにしっかり議論して賛成・反対などの

判断を示すものであるが、議会の是々非々はマトモなことを言ったとしても

多数派の都合でかき消されるものなのである。



そんな複雑な心境の中でも、他の議員たちよりも、はるかに胸を張って

この委員会の中で重要な仕事ができたことを、議員として誇りに思っている。



Secret

TrackBackURL
→http://tacho.blog52.fc2.com/tb.php/909-6843f5ae